事業承継って、いろんな形があるのですね

今日の日経新聞で、面白い記事を発見しました。

ユニークな形で事業承継を成功させた中小企業の事例について書いている記事でした。

中小企業の事業承継というと、ある時息子か娘にバトンタッチするやり方が一般的ですよね。

その過程で、たくさんの税金を支払ったり親族間でもめ事を起こしたりするような弊害も生まれていました。

その点、事例の企業は、ユニークな発想で前向きな事業承継を成功させています。

具体的には、次のような内容でした。

①会社を部門ごとに法人化して、オーナーは持ち株会社の会長に就任して、やる気のある社員に部門の運営を任せつつ、株式を社員に引き継いでいった事例

②オーナー引退時に株式を一旦ファンドに買い取ってもらい、技術やノウハウが外部に流出するのを防ぎつつバトンを渡したい社員に経験を積ませる時間を与え、後継者が自信をつけた段階でファンドから株式を買い戻した事例

③長い時間をかけて複数の社員に株式を譲渡し、特定株主に経営権を奪われる可能性をなくした後にオーナーが引退した事例

事業承継にはいろいろな形が考えられるのですね。