認知症患者の家族の監督責任を問う裁判

2007年に愛知県で発生した認知症患者が徘徊中に電車にはねられて死亡した事故で、JR東海が家族に損害賠償を求めている最高裁での裁判が結審しました。
3月1日に判決が出されます。

 

一審では同居していた妻と遠くで暮らす長男双方に監督責任を認める判決が出され、二審では妻の監督責任とJR側の安全配慮義務を認める判決が出されました。

 

私自身も、父親が亡くなる2年前まで同じような環境にありました。
実家で認知症の父親と母が二人で生活し、私は実家から離れた場所で生活をしていました。
父親は何度も徘徊しており、今回のような事故に巻き込まれてもおかしくはない状況だったので、身につまされる思いがしています。

 

だからというので遺族の肩を持つわけではないのですが、最高裁には、社会の現実を見た国民が納得する判決を下してもらいたいですね。