セクハラやパワハラと言ってしまうと軽いことのように聞こえてしまいます

最近は、セクハラよりもパワハラという言葉の方が、よく聞かれるようになりました。
私が普段接している一般の中小企業でも、パワハラ問題が勃発して困っています、といった話が聞かれることが多くなりました。

 

セクハラやパワハラにもいろいろなケースがあるのですが、私は、セクハラ・パワハラと言ってしまうことで軽いことのように聞こえてしまっていることが多いのではないかと感じています。

 

やっていることは、わいせつ、暴行、脅迫、強要、といった刑事罰にも該当することなのに、職場の中で起きたことだから、「セクハラやパワハラに該当します」、「注意します」、「以後気をつけましょう」で済まされるのは、どこかおかしくはないのかなと感じてしまいます。

 

さらに、芸能界やスポーツ界といった職場という概念が当てはまりそうもないところで起こったわいせつ、暴行、脅迫、強要、なども、セクハラやパワハラという言葉で片付けられていることに対して、違和感を覚えます。

 

ちなみに、今世間をにぎわしている伊調馨さんへのパワハラ問題、報道されていることが事実だとしたらやった側の人としての器が小さいな、ということになると思うのですが、大事なことは、伊調さんがオリンピック5連覇に向けて、一点の曇りもなく練習に打ち込める環境を築くことなので、周りがいつまでも騒ぐのは止めてほしいですね。