世の中からセクハラ被害を撲滅することは可能なのでしょうか

財務省が、南北首脳会談や山口達也さんの騒動のさなかに、どさくさに紛れて、前政務次官のセクハラ処分を発表しました。

 

本人が否定しているのにどのような根拠でセクハラがあったと認定したのか知りたいところではありますが、それ以上に着目したいのは、今回の騒動をきっかけにして世の中でのセクハラ撲滅のムーブメントが湧き上がるのではないかということです。

 

今の時代、中小企業であっても、セクハラ防止規定を作成する、セクハラ防止教育を従業員に対して行う、などの対策を行っています。
そのこともあって、社内であからさまにセクハラが行われているというような話は聞かれなくなりましたが、セクハラは社外でも発生します。

 

力関係上位の取引先の人間からセクハラを受け、泣き寝入りしている人が、それなりに存在します。
しかし、そのことに対して具体的な対策を行っている経営者は、あまり見られません。

 

企業に関することは何でもそうなのですが、経営者の本気度がないと、建前論だけで終わってしまい、物事の本質は変わりません。

 

従業員が取引先の人間などからセクハラを受けていることを知ったときに、相手に対して毅然とした態度を取れる経営者が増えてくれば、世の中からセクハラ被害を撲滅することも可能になるのではないかと思います。